草津廃墟ラン

つくばから自走で草津をこえて群馬-長野の県境のあたりまで.主目的は小串鉱山跡地の見学.前半は夕立との戦いだった.また全体的に上り坂との戦いだったことは言うまでもない.

メンバー

kamegodzilla 企画者.あろうことかマップルを忘れる.企画者しっかりしろ.
Kuniya 最上級生.荷物がサイドバックに入りきらない.「誰かが持って来るであろう何か」を常に持ってきてるありがたい人.
Luno 新入生.初キャンプラン.先輩二人が25Cを履く中ひとり32Cで大健闘.5日間でかなり走ったのに最後まで付いてきた.

日程

7月16日から20日 4拍5日

ルート

初日  つくば~宇都宮~日光
二日目 日光~中禅寺湖~華厳の滝~金精峠~丸沼高原~沼田
三日目 沼田~今井峠~中之条~暮坂峠~草津
四日目 草津~白根山~万座~毛無峠~小串鉱山跡~毛無峠~万座~白根山
五日目 白根山~渋峠~横手山山頂~白根山~草津~万座鹿沢口→下館~つくば     「~」:自転車 「→」:電車

レポート

初日

いつも通り朝7時に体サ館集合.kamegodzillaがパッキングに手間取り遅刻.企画者しっかりしろ.
宇都宮でスーパーを探してうろうろするのもなんなので,つくばで食材を購入.その際誰もデジカメを持ってきていないことが明らかに.合い言葉は「誰か持ってくると思った」
以後いつものルートで宇都宮へ向かい餃子を食べ,日光街道を延々進む.去年kamegodzillaがOta先輩と日光ランに行った際にハンガーノックになった経験を生かして休憩を取りつつ行こうかな,と思っていたがLuno君が走るのでさほど休憩を取らずに日光着.あれ?
いろは坂までクリアするのは無理だと判断し日光で温泉に入ってキャンプ.ちょうど温泉から上がった時に夕立が降り出した.オストリッチャーのKuniyaとドイターリストのkamegodzillaが土砂降りのなかサイドバッグにレインカバーを掛けようと四苦八苦する後ろでオルトリーバーなLunoは慌てる先輩二名を冷静に眺めていた.

二日目

いろは坂の攻略から.
いろは坂に入る前にkamegodzillaがガラスを踏んで軽めにバーストしたせいで時間が遅れ,観光バスやトラックが増えてしまってすこし大変だった.バーストは裏から書類ファイルを切った物を当ててしのいだのだが,特に不具合が出ることは無かった.ランが終わって1週間たっても変化が見られないため,この方法は相当に有効であると言っていいだろう.
いろは坂を越えたら華厳の滝に寄り,戦場ヶ原を越えて金精峠へアタック.あれ,この峠去年よりきつくね足を付けずに峠を登り切ったときの達成感はたまらない.その後さっさとR120を下って沼田市街に入り,健康ランド泊.この日も激しい夕立が降った.ライダーは健康ランドでぬくぬくしているも,自転車は雨ざらし.クロモリ(´・ω・`)
沼田健康ランドは大浴場にプールが着いてる楽しいところだった.案外泳ぎ方って忘れないね.

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華厳の滝.二重虹が見えた.
携帯じゃ撮れなかった.
金精トンネル.
峠本体は登山道を行った先にあるらしい.
金精トンネルから戦場ヶ原を見下ろす.山菜ごった煮ラーメン


三日目

沼田市を出て日本ロマンチック街道を東へ.
出発して5kmで今井峠.田園風景の広がる中,少し広めの国道をひたすら上っていく.kamegodzillaの地元の大垂水峠を彷彿とさせる峠だった.峠を越えたら中之条まで下り,再びロマンチック街道を登る.ルートラボによると沼田と中之条の標高がほぼ同じで驚いたのは秘密.この日も猛暑で,Luno君がせっかくロマンチック街道が川沿いの道なんだし水遊びをしたいと言い出したので水遊び.前日までの夕立のせいか川の流れが早く,ちょっと流されそうだった.
暮坂峠の山小屋で昼ご飯を食べ,草津へ.ちょうど三連休の中日ということで,派手にお祭りをやっていた.湯畑を見学した後市内をうろつき,草津温泉ホテルリゾートというところで温泉に入った.案外硫黄の匂いが強くなく,いい温泉だったと思う.温泉から上がったところで再び夕立が降り出したので,止むまでフロントでゆっくりさせてもらった.

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清流.水が冷たい.暮坂峠から.まだ雲が遠い.ちびっ子が山車を引っ張っていた


四日目

草津を出て白根山を登り,小串鉱山跡地へ.
道の駅を出てまず800mUP.数字で書くとたいしたことないけど実際登るとしんどかった.総UP数より斜度で難易度を測った方が良いんじゃね?ルートラボでチクチクドラッグしたら局所的に13%とかあるんだもの.ずっと白根山の山腹を登っていく道で,眼下に広がる草津やその向こうの山々が綺麗だった.朝7時くらいから登り初めたが,ちょうど雲が晴れる時間帯だったようで眼下に見下ろす景色が感動的.本当に登って良かった峠だ.この峠越え道は頂上にPAがあって,そこが白根山へのトレッキングのベースキャンプになっているのだが,いかんせん駐車渋滞が発生するため朝早く登って正解だった.やはり朝ランはいいな.

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絶景


PAから歩いて15分の所に湯釜という火口湖があって,Luno君がそこオススメだと言うので見学に行った.pHが1しかないらしく,湖の周りに植物が全くない.火口湖から山頂までは綺麗なすり鉢状になっていて,崩れた箇所が散見された.
kamegodzilla 「地球から植物が無くなって一万年くらいたてば平らになるんですかね」
Kuniya 「そうなればいいのに」

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湯釜.pH1ってどんだけ.


万座を華麗にスルーし上信スカイラインを東へ.緩いアップダウンが続く割に景色が良い,コスパが良い道だった.
毛無峠に到着し,いざ廃墟探訪と息巻いていたがどうも人が多い.毛無峠で飛行機のラジコンを飛ばすオフ会のようだった.翼幅3mくらいの飛行機が優雅に飛んでいた.山のてっぺんでかなり風が強いのだが,上手く風に乗って空を舞っていた.

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かつては硫黄を運んでいた知る人ぞ知る画像


廃墟は上の"群馬県"のプレートの向こうにあるのだが,ダートを4kmほど下らなければならない.20mほど気合いで下るも石にタイヤを取られ転んでしまう.ちょうど通りがかったハローキティのナップザックをしょったおじさんにアドバイスを貰い,おとなしく歩いて下ることにした.

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遠くに廃墟が退廃美


下りきったところでおじさんと再開した.おじさんは隣町の電気技師の方だそうで,今回は変電所跡を見に来たそうだ.せっかくなので同行させていただいた.おじさんは洋梨園も経営しているそうで,アコーディオンの音色を聞かせれば実が甘くなる,との持論に沿って育てているらしい.ツッコミを入れたかったけど我慢した.
小串鉱山は元々戦中に火薬を作るための硫黄採石場だったそうだ.1937年に一度大きな地滑りがあって再起不能とまで言われたが,小串鉱山を所有する会社の系列各社や近隣の同業各社,近隣町村の応援で約4ヶ月で再び事業を再開し,1971年に閉山するまで,小串は鉱山街として栄えた.国有地であるため,閉山後は更地にして国に返還したそうだ.そのため廃墟と呼べるほどの物はなく,所々に当時を忍ばせる遺物が転がっているのみである.建築物も木造の物が大半だったため,鉄骨が転がっていたりすることもない.また,硫黄のため土壌が強酸性で植物が育たないらしく,更地にしてから数十年もたつのに植物があまり生えていなかった.植生実験をやってはいるようだ.ただおじさんは客土しないとどうにもならないだろう,と言っていた.

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慰霊の鐘遠くに見えるのが選鉱所.残念画質.配電所的な何か
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当時のトラック.
今だに形を留めている.
コケ植物は本当に強い.電柱も木造だったようだ
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不燃ゴミは残る.
空瓶や子供用の小さな靴が転がっていた.
正面から見た選鉱所どんな建物が建っていたんだろう?
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おそらくトロッコの車輪.
ボロボロに腐食している.
駆動機らしい.坑道の入り口
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壊れたブロックが落ちていた.廃墟からはだいぶ離れたところに
あった立て看板.


人里まで戻るのも面倒だ,ということで毛無峠まで戻ってキャンプすることにした.頂上でおじさんがアコーディオンを弾いていて,今日はここでキャンプする旨を話すとお茶とお菓子と缶詰をいただいてしまった.どうもありがとうございます.
キャンプの準備をして晩ご飯を食べていたところ,クマ出没の一報を受け結局白根山PAまで戻ることに.小串の日の出を眺めるつもりだったが,クマなら仕方ない.毛無峠から白根山PAまで合計で20km600UPだったがクマなら仕方ない.

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白根山PAでの日の入り.もうランも終わりだ.


最終日

渋峠を登って横手山山頂へ.
4時半に日の出ということで,4時に目覚ましを鳴らす.4時半にテントから這い出て,綺麗な朝日を眺めた.下界は真夏日だろうが,PAは標高2000mあるうえに風が吹くので寒い.

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白根山からの朝日.残念画質.


朝ご飯を食べてそそくさとPAを出発し,少し登って渋峠をクリア.更に横手山山頂へ足を伸ばす.山頂へは登山道が延びていて,「関係車両以外立ち入り禁止」と立て看板があったが歩いて登ったので無問題.徒歩で200UPするのはこんなにも辛い物なのか,とぼやきつつ登る.山頂では自衛官が訓練をしていた.遭難者が出たときのための救出訓練のようだった.地図を広げてやいのやいのやっているのを横目に山頂から下界を見下ろす.15分ほど待っていると雲が晴れた.これこそ絶景だ.唐突にパラグライダーがしたくなった.雲の上欲は満たされたので空を飛びたくなったようだ.きっと気持ちが良いだろう.

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国道最高地点山頂からの眺め.雲が晴れない.雲が晴れた!雲海を見下ろし遙か向こうに北アルプスを臨む.
空を飛びたくなった.


1時間ほど山頂で下界を見下ろして過ごし,万座鹿沢口まで一気に下った.暑い.ルートラボによると一気に1400mも下ったようだ.そりゃ暑い.
以後,田舎の改札に翻弄されつつ,昼間の電車なのに終業式なのか乗り合わせてしまった学生に翻弄されつつ,下館駅へ輪行し,そこからつくばへ走って帰った.
Kuniya 「金ケチる為にキャンプランしたけど,なら電車で行った方が安いよね」
その通りだった.



最初はクローズアップ現代の廃墟特集に触発されてノリで作ったランだったが,廃墟以外にとても景観の良い道を走れて大満足だった.いい景観は山に登らないと得られないようだ.他のラン計画と日程をずらして16日からにしたが,偶然にも梅雨明けが17日頃で天気にも恵まれた.来年もこの時期にランをしたい.あと海に行きたくなった.人がいない海.誰もいない海.静かな海.波音しかしない海.『紅の豚』で豚がアジトにしていたような入り江に行ってみたいが,日本にそんなところあるのだろうか?
次はデジカメを持って行く持っている人とランに行く

メンバーの二人もコメント残してくださったら企画者が喜びます.



おはこんばんちは。Kuniyaです。
kameラン鬼畜すぎるんですけど。一番の足手まといは俺でしたねサーセン。mgSinθの値が少し人より大きいだけなんです。
毎度のことだけど、なんでサイドバッグから荷物はみ出るのか。無駄にアルコールバーナー持ってったり輪行袋がでかすぎる説が有力。
あ、アルコールバーナー実戦初投入したけど意外と使えた。どうでもいいよね。

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